Givery
SESSION 03 / 25min / デモ主体

GitHub Copilot 活用デモ

AI駆動開発の現実をライブデモで体感します。備品管理・貸出予約システムの実装を通じて、コメントドリブン開発・Plan Mode壁打ち・メタプロンプトの流れを確認しましょう。

25分
デモ視聴
Visual Studio Code + GitHub Copilot
OVERVIEW
GitHub Copilot とは

GitHub Copilotはエディタ(VS Code等)上でリアルタイムにコード補完を行うAIペアプログラマー。日本語コメントを書くだけでコードが生成される。2025年2月にAgent Modeが追加され、複数ファイルへの自律編集・ターミナル実行も可能になった。

55%
タスク完了速度向上
(GitHub調査 2024)
46%
新規コードのうち
AI生成の割合
2025/02
Agent Mode
VS Code導入
モード動き方最適なユースケース
Chat(通常)人間が逐次指示を出すコード補完・インラインチャット・Q&A
Agent Mode複数ファイルを自律編集 + ターミナル実行まとまった機能追加・リファクタリング
Plan Mode実装前に設計計画を生成・人間が承認手戻りを防ぎたい設計フェーズ
Coding AgentGitHub Issueにアサイン→PRを自律作成非同期・バックグラウンドでの実装タスク
出典・参考
Introducing Copilot agent mode - VS Code Blog Plan Mode public preview - GitHub Changelog Claude & Codex for Copilot Business/Pro
SHORTCUTS
VS Code ショートカット一覧
公式ドキュメント

以下のショートカットは VS Code 公式 Cheat Sheet に基づく。
出典: GitHub Copilot in VS Code cheat sheet

操作Windows / LinuxMac使い場面
補完を受け入れるTabTab灰色のゴースト補完が表示されたとき
補完を却下するEscEsc提案が意図と違う場合
次の候補に切り替えAlt+]Option+]別の補完候補を確認したいとき
インラインチャット起動Ctrl+I+Iカーソル位置で機能追加・修正依頼
Copilot Chatパネル開閉Ctrl+Alt+I++Iチャット履歴・複数回の質問
LIVE DEMO / 15min
デモシナリオ:備品管理・貸出予約システム

社内備品(PC・プロジェクター・会議室備品)の貸出予約機能を GitHub Copilot を使ってライブ実装します。SI業務の現場に近いユースケースを題材にしています。

Step 1(1分):コメントから補完を起動する
空ファイル equipment_manager.py を開き、以下の日本語コメントを書く。
# 備品管理・貸出予約システム # 機能: 備品一覧取得、貸出登録、返却処理、利用状況確認 # データ: 備品ID, 備品名, 貸出中フラグ, 貸出者名, 返却予定日
3行書いてEnterを押すと、Copilotが class EquipmentManager: 以下のコード全体をゴースト補完で提案してきます。Tab で受け入れ → Alt+] で別候補を確認できます。AIが出した提案は必ず内容を確認してから受け入れましょう。
Step 2(2分):インラインチャットで機能追加
クラス末尾の空行にカーソルを置いて Ctrl+I(Mac: ⌘I)でインラインチャットを起動。
貸出から7日以上経過した備品を抽出して警告するメソッドを追加して
差分(diff)形式で提案が表示されます。「Accept」「Discard」のボタンで採否を判断し、Acceptするとコードが挿入されます。
Step 3(2分):Copilot Chatでコードレビュー依頼
Ctrl+Alt+I(Mac: ⌃⌘I)でCopilot Chatパネルを開く。生成されたコードを選択した状態でプロンプトを入力。
このコードをレビューしてください。 観点: - バグの可能性 - エッジケース(空リスト、None値、型の不一致) - 命名規則の問題
レビュー結果が箇条書きで返ってきます。PRを出す前にAIレビューを通す習慣をつけると、チームレビューでの指摘数が減ります。
Step 4(2分):Plan Mode で承認フローの設計相談
Copilot ChatのモードをPlan Modeに切り替え(モードドロップダウン → "Agent" 選択 → Plan Mode)。新機能の実装前に設計を相談する。
承認フローを追加したい。 仕様: - 5万円以上の備品の貸出は上長承認が必要 - 承認ステータス: pending / approved / rejected - 承認者は approver_id で指定 設計上の注意点と実装ステップを教えて。 コードはまだ書かなくていい。
Copilotが実装計画(何を変更するか、どの順で作業するかの箇条書き)を生成します。コードを書く前にAIと設計を合わせておくと、実装中の手戻りが大幅に減ります。
Plan Mode について

2025年11月にパブリックプレビューとして正式機能化。VS Code・JetBrains・Eclipse・Xcodeで利用可能。実装前に「何をどの順番で変更するか」のマークダウン計画を生成し、開発者が承認してから実装に移るワークフローを実現する。
出典: GitHub Changelog

Step 5(3分):メタプロンプトで精度を上げる
メタプロンプトとは「AIにプロンプトの書き方を聞く」技法。最適な命令文をAI自身に考えさせることで、コード生成の精度が上がる。
# メタプロンプトの例 「Pythonで備品の貸出期限超過を検知する処理を書きたい。 最適なプロンプトの書き方を教えて。 入力データの構造・出力形式・エッジケースを 含めたプロンプトのテンプレートを提示して。」
返ってきたテンプレートに実際のデータ構造を当てはめて再度投げる。この2ステップで、1回目とは精度がまるで違うコードが生成される。バイブコーディング(思いつきで投げる)と仕様駆動開発(設計を詰めてから投げる)の差を実感するデモ。
TOOL COMPARISON
ツール使い分け:GitHub Copilot と関連ツール

GitHub Copilotの各モードとClaude Codeの役割を整理します。目的によって最適なツールが変わります。

ツール動き方価格(2026年3月時点)最適なシーン
GitHub Copilot
(Chat / Agent Mode)
人間が主導し、AIがリアルタイムで支援。Agent Modeでは複数ファイル自律編集も可能。 Individual: $10/月
Business: $19/月
Enterprise: $39/月
日常のコーディング全般。コードを書きながらリアルタイムで使う。
GitHub Copilot
(Coding Agent)
GitHub IssueにCopilotをアサイン → AIが自律的にPRを作成。 Enterprise / Business プランに含む 定型的な機能追加・バグ修正を非同期で任せたいとき。
Claude Code ターミナルネイティブのAIコーディングエージェント。CLI上で動作。 Claude APIトークン課金 大規模コードベースの処理概要生成・長文コード理解タスク。
マルチモデル対応(2026年2月〜)

GitHub Copilot Business / Pro / Enterprise では Claude Opus 4.5 をエディタ内で選択可能。タスクに応じてモデルを切り替えることで、コード理解や生成の精度を上げられる。
出典: Claude and Codex for Copilot Business/Pro - GitHub Changelog

TECHNIQUES
基本操作&テクニック一覧
テクニック操作使い場面
コメントドリブン開発 日本語コメントを書いてEnter 何を作るかが決まっているとき。コメントが設計ドキュメントになる。
コンテキスト指定 #file で参照ファイルを指定 既存コードと整合性を取りたいとき。
@workspace Copilot Chatで @workspace を使う 大規模プロジェクトで横断的に聞くとき。
Plan Mode モードドロップダウンで "Agent" → Plan Mode 実装前に設計計画を生成・承認。手戻りを防ぐ。(正式機能、2025年11月〜)
Agent Mode モードドロップダウンで "Agent" を選択 複数ファイル編集・ターミナル実行を自律的に行わせる。(2025年2月〜)
メタプロンプト 「このタスクに最適なプロンプトを教えて」とAIに聞く 複雑な要件のコード生成。AIにプロンプト設計を任せてから本命の指示を出す。

インラインチャット(Ctrl+I / ⌘I)はエディタ内で直接起動できる。コードの特定箇所を選択してから起動すると「この選択範囲に対して」の指示として扱われる。チャットパネルに切り替えることなく、文脈を保ったまま機能追加・修正・説明依頼ができる。

差分(diff)形式で提案が表示されるため、変更前後を一目で確認してからAccept/Discardを選択できる。

  • 「この関数に引数のバリデーションを追加して」
  • 「このコードの処理を日本語で説明して」
  • 「このメソッドをリファクタリングして」
出典・参考
Inline chat - VS Code Docs Copilot cheat sheet - VS Code Docs Claude Opus 4.5 in GitHub Copilot