
生成AIの現在地と主要モデルを整理し、M365 CopilotとGitHub Copilotの強みを確認します。前半15分で「今のAI」を把握し、後半15分で手を動かします。
2024年から2026年の間に、生成AIは「試すもの」から「仕事に組み込むもの」へ変わりました。変化のスピードを3段階で整理します。
| 企業 | 代表モデル(2026年3月時点) | 特徴 |
|---|---|---|
| OpenAI | GPT-5、o3 | 汎用性が高く先発。Microsoft製品と深く統合されている。GPT-4oは2026年2月に廃止済み。 |
| Anthropic | Claude Sonnet 4.6 / Opus 4.6 | コード生成・長文理解に強み。2026年2月にOpus 4.6・Sonnet 4.6をリリース。 |
| Gemini 2.5 Pro / 3.1 Pro | Google Workspace連携。思考(Thinking)機能を標準搭載した2.5シリーズが主力。 | |
| Meta | Llama 4(Scout / Maverick) | オープンソース。社内サーバーへのローカル実行が可能。2025年4月にLlama 4リリース。 |
GMOインターネットグループはAI活用に合計21.5億円規模の投資を実施(既存10億 + 追加11.5億)。グループ会社のGMOデザインワンは2025年11月に全エンジニアへClaude Codeを導入しています。「どのモデルを選ぶか」が生産性に10%以上の差を生む局面に入っています。
今日は2種類のCopilotを扱います。目的が異なるので、最初に区別しておきましょう。
M365 Copilotには大きく2つの使い方があります。どちらで何ができるかを整理してから操作体験に入ります。
| 機能 | Copilot チャット | Copilot in Excel |
|---|---|---|
| 操作場所 | microsoft365.com/copilot(ブラウザ) | excel.office.com 内のCopilotサイドパネル |
| 得意なこと | ファイル添付・要約・質問回答・文章作成 | 表の分析・グラフ作成・数式提案 |
| 今日の使い方 | CSVをチャットに添付して分析を依頼(このセッション + Session 04) | Session 04で数式・VBA生成・Agent Modeを体験 |
Session 04のハンズオンでは、Copilotチャットへのファイル添付を中心に進めます。まずこのセッションでその操作感を掴んでおきましょう。
AIへの頼み方は「うまく言う」より「正確に伝える」です。3つの原則を口で説明できる粒度で押さえましょう。
「まとめて」は指示になりません。何を・どう・どんな形式で、まで指定すると意図が正確に伝わります。
複雑な依頼を1回で全部頼まない。ステップを分けると精度が上がり、意図のズレを早期に発見できます。
出力形式・文字数・言語を指定すると、そのまま使える回答が返ってきます。
AIの回答精度は「何を渡すか」で8割決まります。言葉を磨く前に、渡すデータを整える習慣が先です。
Session 04では「前処理ありCSV」と「欠損値ありCSV」で回答の差を実際に確認します。
プロンプトを変えると回答の形が変わります。「このデータの傾向を3点で教えて」と「表形式で出し直して」の2つを入力するだけで、出力の違いを実感できます。